自動車用のバッテリーは平均的に3年持つと言われていますが、果たして3年持たせることが出来るのか、否か、バッテリーについて詳しくご紹介します。

車のバッテリー寿命を縮める主要原因

  • 週末のみ運転、平日ほとんど乗らない、乗っても短距離という運転習慣
  • ドライブレコーダーの監視機能、その他電装品の負担
  • ドアの閉め忘れ、室内灯や灯火類の消し忘れ等のうっかり要因
  •  常時電源を必要とする電送機器の数の多さとバッテリーのサイズのバランス

車のバッテリーを長持ちさせるコツを5つご紹介

定期的に運転し、エンジンをかける時間を長くする

なるべくエンジンをかけない習慣を少なくするのもバッテリーを長持ちさせるためには必要です。車はエンジンをかけることでオルタネーターという発電機構が働きます。

エンジンをかけることで、このオルタネーターが動き、発電します。そこで得た電気を電装部品へ供給することで車の電装部品は稼働します。

つまりバッテリーはそのオルタネーターが動かない環境下にあるときの唯一の電力源として役割を果たすので、エンジン始動時はバッテリーが電源となり、走行時はオルタネーターが発電をし、電力を供給するのです。

ドライブが難しい場合は、1時間ほどエンジンをかけっぱなしにする

出来れば駅等へのお迎えだけしか乗らないなどのエンジンを始動しても10分そこらで運転を終えるという環境の場合、例え毎日乗っているとしてもバッテリーとしては先述のオルタネーターへの依存が少なくなることから、バッテリーへの依存が多くなり、消耗が早くなります。

逆に毎日通勤で片道20分以上は乗るという習慣のある車のバッテリーは比較的長く持ちます。あくまでもあまり乗らない場合との比較ですが。

車は運転すれば距離数も嵩みますが、動かされてこそ本来の役割を果たすので乗ってあげ続けることが結果的にバッテリーの寿命にも大きく影響します。

ドライブが難しい場合は、駐車スペースでエンジンだけかけて、1時間ほどかけっぱなしにしておくというのも一つの方法です。

電気の使い過ぎに気をつける、過度にバッテリーに負担をかけない

  • エアコン
  • 夜間走行時の灯火類
  • 車内灯や灯火類の付けっ放しをしない
  • オーディオ機器
  • 車内電源を使った充電(携帯電話等)

アイドリングストップを減らす

アイドリングストップ機能を搭載する車が増えているので、この時にエンジン再始動する際にかかる電力負荷もバッテリーに負担をかけてしまいます。

バッテリーは先述しましたようにエンジンを始動させる時に一番電力を使うので、アイドリングストップで停止の度に始動を繰り返すのはバッテリーにも高い負荷をかけてしまいますので、オフにしてアイドリングを続けるという事もバッテリーには優しい判断になります。

極端に気温の低いところで運転しない

人間も気温が低いと体温を上げようとするのと同じで、車も気温が低い時、通常の動作が出来る温度まで暖まってから本来の力を発揮します。気温が低いと車内に居る人も暖かくしたいと暖房を入れますし、それによって暖房に電力が使われるわけです。

本来、エンジン始動からスムーズな発進に電力を使うバッテリーが、同時に暖房にも電力を使われることで余分にエネルギーがかかるわけです。

バッテリーの交換サインと交換費用

バッテリーの交換サインについて例を挙げてみます。

  1. エンジンがかかりにくいな、と感じた時。スタートスイッチを押す、又はキーを回した時に普段より繋がりにくそうだったり、息つぐような感じだったりするのはバッテリーが弱っているサインです。
  1. 車内灯がチカチカ点滅したり、安定しない時もサインです。
  1. ウィンカー(方向指示器)が通常よりかなり早い間隔で点滅を繰り返したり(ハイフラと言います)するのもバッテリー消耗のサインです。
  1. 交換費用の目安として物にもよりますが、バッテリーは1万円前後から大きい物で3万円前後まで、交換費用もまちまちですが、例えばカー用品店での交換費用は500円(税抜)ほど、64Bサイズでバッテリー本体が15000円ほど、今はネットショッピングも幅広く選択できるので値段の幅も広がっています。廃バッテリーは専門業者に引取を依頼するか、自分で交換される場合はガソリンスタンドで引き取って貰う等処理には注意が必要です。ちなみに、インターネット経由で購入するとき、有料オプションとして廃バッテリーの引き取りとセットになってる商品もありますので、便利でお勧めします。

バッテリーが上がってしまった時の対処法をご紹介

バッテリーが上がってしまった場合、状況と場所にもよりますが、駐車場等で停車中の場合、周囲の車に助けを求めれる場合、ブースターケーブルという装置を使って救援車とバッテリー切れを起こした車を接続し、ジャンプアップと呼ばれる作業でエンジンを始動させることができます。

エンジンがかかったらしばらくドライブして運転を続けるようにしてオルタネーター発電を促します。

家庭で停めていていざという時に動かなかったら、予めホームセンターやカー用品店等でバッテリー充電器を持っておくのも万一の際に役に立ちます。

家庭用のコンセントに接続し、充電器の端子をバッテリー本体側の端子と、プラスからマイナスの順番で繋ぎます。このプラスからという順番は重要で、逆にマイナスから繋いでしまわないように注意しましょう。

充電が終われば逆にマイナスから外しましょう。

一家に一台置いておくと、乗らない環境が続いた時や長期の旅行後等でもしバッテリーが上がってしまっていても応急処置を自宅で施す事が出来るのも魅力です。

バッテリーのランクアップ、サイズアップも効果的です。一度上がってしまったバッテリーを交換するとき、今まで使っていたバッテリーのサイズやランクをワンランクアップさせるのも一つの方法です。

バッテリーには80B24Rと表示されていますが、一番左側の数字は性能ランクを表し、数字が高くなるほど始動性能や容量が高性能になります。先述したワンランクアップは主にこの数値のアップを言います。

次のアルファベットは幅×箱の高さを表します。これもアルファベットが後ろになるほどサイズが大きくなります。

次の数字は長側面(横幅)の長さをそのままcm単位で表しています。

最後のアルファベットはLが左、Rが右を表し、バッテリー端子のプラス側から見てプラス端子が左側ならL、右側ならRとなります。

バッテリー上がりは冬に多い!心配な場合は、寒くなる前に点検を

寒くなると人間もそうであるように、機械も動きが鈍くなり、車も例外ではなくエンジンがかかり難くなります。特にエアコンを使い、普段の運転時から電力を酷使している場合も多く、バッテリーの負担は冬場が一番大きいです。

心配な場合は車の点検時にバッテリー点検も含めて診て貰うようにし、事前にバッテリー上がりを防ぎましょう。

普段全く気にかけない愛車のバッテリーに少し意識を向けてあげることで急なトラブルを未然に防ぐ事が出来るかもしれませんね。